シルエットノート 2次創作について
シルエットノートには、メモ帳に書いたテキストをテキストファイルに読み込ませることでゲーム上で再生させることが出来ます。 この機能を使って、オリジナルの話を作成する事が可能です。
作者(素人、時々本物の書き手)による独特の世界観を表現した話が多数出ました。やはり10代の若いファンが多いためか、作品の良し悪しは分かれますが、各自思い思いの作品を作り掲示板も活気に溢れていました。
大半はオリジナルのバトル物や、シルエットノート本編の設定に付与する内容が多いです。以下は私おすすめの2次作品です。
「思い出の檻」 作者 白鳳院さん
サユキ死亡ルート後のバトル作品。
理不尽に殺されたサユキの怒りの矛先が村上達に向かうある意味最大規模八つ当たり。村上シシトは後悔の念を抱きつつ仲間達を守るためにサユキと戦います。
真偽はさておき作者がプロの書き手だけあってか文章と展開の運び方が秀逸。作者は女性らしく、女性の生々しい感情を表現するのも上手。続編には奈落とシイナ編があります。
「奈落」 作者 白鳳院さん
思い出の檻のエンディング分岐後の一つ。魔王に半分心を乗っ取られたセトが好き勝手やって自滅する話。(身も蓋もない)女の子のイヤ〜な所をこれでもかこれでもか!と突きつける展開がエグいながらも素晴らしい。
最後の最後まで目が離せない展開が続き、話が終了してもまだ動悸がおさまらず読み手の感情を大きく揺さぶる手法に脱帽。
「思い出の檻AFTER」作者 白鳳院さん
思い出の檻のエンディング分岐後の一つ。こちらはセトではなく村上シイナがヒロイン。弟の為にお姉さんは頑張ります。姉の為にも弟は頑張りますな姉弟愛(意味深)の話。最後の最後で村上シシトは漢になります。最終的に破滅を迎える奈落と違いささやかながら平和な結末を迎えます。
「 卒業 前・後編」作者 りんごさん
表ルート後のシシト達が凪島高校を卒業する話。あっさり気味な表ルートのシシト達の人間関係を補足するスタイルだそうです。個人的に後半の海浜公園と料亭のシーンがお気に入り。
「寂しい気持ち•二人の気持ち」 りんごさん
表ルートを基本にしつつもまさかのセトルート。若干小悪魔なセトが魅力的。
本編で忘れ去られたレストラントイレの設定も回収する辺り中々細かい描写が多くて好みです。最後のセトの計算され尽くした行動は大胆。ちょっとどころかなり大人向けな描写もあるので苦手な人は注意です。
「鉄腕アルバイター!」作者 無月さん
無月さんによる検証シリーズです。
追加シナリオにてシシトを特訓せずひたすらアルバイトだけさせたらどうなるのかを検証しています。
テンポが良く気軽に笑える作品です。
「沙雪ちゃんシリーズ」 作者しばこさん
沙雪メインのほのぼのとした作品です。
このシリーズの沙雪はとにかく女子力が高い。やや男性向けではありますが、その穏やかな雰囲気は読んでいて安心感があるシリーズです。
「Silhouette Extra Tale」「幻劇シリーズ」「シイナラジオ」等 いそからすさん
各作品とも独立した世界ながら原作の雰囲気を尊重しており、その丁寧な作りにはただただ尊敬します。シルエット〜シリーズは長編ながらセトを主役としており、シシトに甘える若干幼気味なセトがいじらしくて可愛らしいです。ただリクレールやリセットをはじめとするオリジナル要素もあるため、苦手な方は注意です。
これらの作品の他にも、ギャグが魅力的な作品。伏線の張り方がいい作品が沢山ありますので、興味のある方は調べてみて下さい。