甲冑が好きな人のブログ

西洋甲冑、騎士、ダークファンタジーが好きな方向けに記事を書いています。

僕は世界よりも君を選ぶ 世界は元々壊れていたんだ 「天気の子」 感想

こんばんは。管理人です。

 

ついに話題作の天気の子を観てきました。見よう見ようと思っていて数週間、ようやく観れましたね。

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場所はお台場のシネマプレックスにて観ました。

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「天気の子」

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感想

素晴らしかったです。

一言で表すなら簡単なのですがどこのシーンがどう良かったのかを解説すると膨大な文章量になりそうな、そんな恐ろしい映画です。

2時間という枠の中で分かりやすさを保ちつつこれだけの情報量を詰める新海誠監督は天才だと改めて感じました。

主人公である帆高が天気の巫女として東京の人々の人柱になる陽菜を助けるシンプルな話ですが、結末に至るまでの伏線の積み重ね(あえて貼るという表現は使わない。)が後半畳み掛けるように効いてきてカタルシスを感じたと同時にED→エピローグは最高でした。個人的に暗黒の3年間の後のラストシーンで陽菜と再会するシーンは100点満点です。

後陽菜を取り戻しに空へ昇るシーン→陽菜!手を伸ばせ!も鳥肌立ちました。

こんなにも美しいシーンがあるのかと。

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主人公が陽菜を選んだせいで東京は海に沈むのですが、それでも良いと言い切れる主人公に男気を感じました。誰も帆高を責められないし。

 

 

天気の子は話が難しいという人が大勢いたので、

答えられる限りで質問に答えたいと思います。

 

Q凪は何故屋上に居たの?

A  元カノが警察署で凪に成りすましてくれたから。

 凪は陽菜が巫女になった場所を知っていたから。

 

Qあの銃は何の意味があるの?

A 帆高が犠牲を払っても前に進むための舞台装置

現実問題銃がなかったら詰む場面が多かった。

 

Q陽菜は何で天気の巫女なの?

A きっかけは母の死だが、母が天気の巫女だったかは不明。

 

Q何故最後東京は海に沈んだの?

A 本来天気の巫女である陽菜が人柱となる事で晴れになる予定だったが、帆高と陽菜がそれを拒否したため。人柱が居なくなったことにより天気は戻らず東京は雨に沈んだ。

 

Qあのラストシーンの意味は?

A 帆高が陽菜と一緒に居たいと未来を掴み取った結果だから。だから帆高は陽菜に対して僕たちはこれでいいと言った。

 

Qでも東京は雨に沈んだんでしょ?酷く無い?

A帆高の周辺の人間以外が人柱を知らなかったから倫理上は問題ない。劇中のセリフでもあったが、あなた達は何も知らないで!の通りでもある。

決めるのは当事者達なのだ。

 

Qあの雲の世界は何?魚って?

A伝説上の空の世界。魚も予言にあった雲の生態系から産まれた新たな生き物…かも知れない。

 

Q何故東京は元々雨が降り続けていたの?

A不明。だが、陽菜の母親が元々は天気の巫女だったが、事故で亡くなったことにより人柱が一時的に居なくなる→大雨が降り続けた説

本来は巫女の能力は陽菜に譲渡され、陽菜が人柱になれば解決したのだろうが陽菜と帆高は人柱となることを否定した。

 

 

Qこのアニメ何が良いの?

A よくぞ聞いてくれた。このアニメの何が尊いかって自分を取り巻く世界よりも自分自身が一緒に居たいと思える人を選んだ事だと思いますよ。

それはエゴかも知れない。でも俺はこうしたい!みたいなね。良いじゃないですか。16歳の少年がある意味将来を犠牲にしてまで選んだ陽菜に再開し、

僕達はこれでいいんだ!というラストシーン。

最高のボーイミーツガールですよ。青臭いとか童貞の妄想でも良いじゃないですか、僕は陽菜の為に走る帆高の姿を見て胸が熱くなりました。

人の為に自分を犠牲に出来るか?世界を敵に出来るか?少年の永遠のテーマと言っても良いこのテーマに真っ向から立ち向かったのが帆高少年です。

彼は新宿のゴミみたいな大人(あのネカフェの店員の態度なんか社会人失格)にも負けずに警察を敵に回し(恐らく帆高は地方公務員にはなれない。自衛隊ならワンチャン入れるかも)将来を犠牲にしてまで見つけた人があの陽菜ですよ。そりゃ大人の目線から見たらお前よくやったな。立派だなと言えますよ。他に観に来ていた少年少女はどう思ったか知らないけど。帆高は確実に良い男になれます。

 

熱く語ってしまいましたが、新海誠監督最高です。

僕も心に永遠の少年が居るのでかなり共感出来ました。良い映画をありがとうございました。

 

 

おまけ

もしも「天気の子」がやるドラシリーズだったら。

 

銃を拾う場面で選択肢

銃を拾う→通常ルート

拾わない→ノーマルEND確定 後半スガや警察の追っ手を振り払えない。一夏の思い出ENDへ。

 

警察に

従う→NORMALEND「一夏の冒険」地元に帰った帆高。あれ以来陽菜と会うことは出来なかった。

陽菜との思い出である指輪だけが今だに輝いている

従わない→真ENDルートへ

 

晴れ女の仕事を

続ける→BADEND 「失踪」

天気の巫女の力を使い果たし陽菜は消えてしまった。失意のまま実家に戻る帆高。

辞める→通常ルート

 

バッドエンド 逮捕 失踪 

ノーマルエンド 一夏の思い出

トゥルーエンド 天気の子

 

 

天気の子ENDに行くには、

・銃を拾う

・警察の追っ手を振り切る

・陽菜を消耗させ過ぎない

・夏美やスガとの好感度を一定値以上に上げ晴れ女イベントの前までに指輪を  購入しておくこと。

 

警察や刑事達の追っ手を振り払うのはかなり難しい。夏美のバイクが来るまでは選択肢がランダムだが頑張ろう。アルバイトは晴れ女で稼ぐのも良いが、調子に乗りすぎると指輪購入のタイミングに間に合わないので注意。

 

豆知識

・スガとは好感度が上限まで達すると、スガの過去が聞ける。

・瀧がスイカを差し入れた時にきちんと完食すると行動力が回復できる。前作君の名はのセーブデータがあると君の名はでの出来事を一部話してくれる。

・あまりにも夏美の胸を見すぎると夏美が相手をしてくれなくなる。こうなると真エンドに行けないのでスケベ心は大概にしよう。

・指輪購入の時に登場する店員は三葉。君の名はのセーブデータがあると、瀧との思い出について話してくれる。この時の二人の年齢は瀧(24歳)三葉(26歳)

真END時はアラサーである。

 

⚠️全部妄想です