「短編小説集」男性専用車両〜背徳の満員電車〜
「…んんっ!フゥッ!」
山手線内の朝、満員電車に揺られる中で寝取大河(27)は快感に悶えていた。既に股間からは愛液が溢れ、快感からこみ上げる声を必死で押し殺す。
(なんでこんなことにっ!はぅっ!)
俺の後ろに誰かいる。その誰かが俺の下半身を弄っていた。初めはスリかと思い様子を見ていたが、体を弄る手は徐々にエスカレートし、今では下着が半分以上降ろされてしまった。
咄嗟に尻の穴に指が入れられる。
「おほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっ!」
絶頂。
朝の満員電車の中で絶頂してしまった。
何という背徳感。そして達成感。
快感の余韻に浸る間も無く、更に相手の手が乳首を弄る。
(ッ……!!!イッたばかりはらめぇ!!)
その願いも虚しく、満員電車の騒音に掻き消されてしまう。既に異様な雰囲気を察知したのか、他の乗客は離れてしまっている。誰も助けてくれる人は居ない。
寝取大河はこの日、仕事を休んだ。 完
「短編小説 マクロスフロンティア処女喪失楽園 -早乙女アルトの受難」
長い間続いたヴァジュラとの戦闘が終わり、休暇をとったアルトは久々に家に戻っていた。
(ふぅ……随分と汚れちまってるな。)
長い間戻っていなかったので部屋中の汚れを掃除した後、疲れが溜まったのもあって横になる。
昨夜はそこまでは記憶がある。しかし、アルトの目の前には信じられない光景が広がっていた。
「アルトくん…酷いよ…」
「なっ……!ランカッ!?お前なんでここに!?」
アルトの両手両足は鎖によって縛られ、口には猿轡が嵌められていた。更に信じられないことに、目の前には震えているランカがいる。両目からは薄らと涙が滲んでいる。皿に信じられない事にランカの股間には超大型の張形……ペニスバンドが装着されていた。
「……ランカ?」
猿轡を嵌められているせいで思った様な声にはならなかったが、意図は伝わったようだ。
ランカは無言のままアルトの背後に回ると、何も言わずにその股間からそそり立つペニスバンドを挿入しようとする。焦るアルト。
「まっ…待てランカ!待て!何かあったのか!?」
「アルト君は黙って!」
アルトの訴えも虚しく、ランカのペニスバンドが俺の中にねじり込まれた。
「う……うおおおおおおほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっっっっ!!!!!」
ずんっ!めりりっ!という音と共に激痛が走る。
肛門括約筋がはち切れる音が室内に響いた。
-----少女喪失(膜ロス)
「……アルト君は、これで本当の意味で女形になっちゃったね!でもね、これだけじゃ終わらないから。まだまだ……許さないから。」
ランカが嬉しそうに喋る中、アルトの意識は感じた事のない快感と共に闇に呑まれていった。
完