罅割れたスノードームはもう元には戻らない 小説レビュー 「ガラスの城壁」
お久しぶりです。林檎です。
今日は数ヶ月ぶり?にサイトを更新します。
最近、面白い小説に出会ったので紹介します。
「ガラスの城壁」 神永 学 著
ストーリー
父親の冤罪を機にクラスメイトから執拗ないじめを受けていた主人公の悠馬。彼はある日体育館倉庫で暁斗という少年と出会う。
父親は誰に嵌められたのか。その謎を追うため、また父親の名誉を守るため悠馬は暁斗と共に事件解決へと挑む。
というストーリーです。
話が二転三転する上に、序盤から伏線を張りまくり最後にそれを回収するのが素晴らしい。
文章もくどくなく読みやすい。かといってラノベという訳でも無い。良質なミステリでした。
暁斗と悠馬の友情や、最後に衝撃の事実が明かされる点も好きです。アニメ化したら1クールでやったらみんな騙されると思う。
オススメ度は星⭐️⭐️⭐️⭐️
もう少しだけ悠馬のその後の話が読みたかったなぁという意味で星4つです。
久々に良い青春小説を読みました。