これで良かったのか 「生徒会長役員共」完結
2021.11月。
15年近く連載を続けていた「生徒会長役員共」が完結を迎えた。15年近くもの間、ファンを続けていた読者として一つ言いたいことがある。
どうして……キャラクターの関係性を深めないまま終わらせてしまったのか。
ギャグ漫画だから?4コマだから?確かにそれもある。平常運転のまま路線を変えずに終わらせたのならそれはそれで成功なのだろう。
だけど、シノやタカトシ、ウオミ、スズ、せめてこの辺のキャラクターの掘り下げはやっても良かったのでは無いだろうか。下ネタが好きな天草シノ。では何故天草シノが下ネタ好きになったのか、タカトシとの関係をどうするのか、せめてここだけでも語って欲しかったのだ。「生徒会役員共」のきっちりとした終わりを見せて欲しかった。
天草会長とタカトシのコンビが好きだった。
この2人が生徒会のメンバーとして今後どう成長していくのか卒業後はどうするのかが見たかった。
大人になって再開してもいい。タカトシの思い出話で語るだけでもいい。
合宿でギャグとはいえど少しずつ仲が深まっていく2人の様子が好きだった。応援し続けていた。どんな完結を見せてくれるのか期待していた。
確かにあの終わりでもキャラクターは失われていない。ただ15年間続いていた作品としての厚みは感じられなかった。打ち切りと変わらない結末にどう折り合いをつければ良いのか。終わった事は喜ばしい事だが……。
エピローグでも良いから締めて欲しいところだ。
最近のマイブーム
林檎です。
最近法律や仕事などの堅苦しい話が多いので、
今日は気分を変えてマイブームの話をします。
最近マイブームは2つあります。
1ロードバイク始めました。
(写真は愛車のCTR)
自転車競技は元々学生時代にやっていたけど、
個人でロードバイクを買ったのは初めてでした。
乗り心地は最高です。
自転車競技はもう現役ではやっていないですが、
自転車に時々触れるのは気晴らしになります。
また新潟でロードレースをやりたいものです。
2 アズールレーン始めました
タッチ操作はやりにくいものの、新鮮味がありますね。しかしながら全体的なゲームデザインはPS時代のゲームよりも劣っていると感じました。UIとか操作方法のセンスは感じられない。
それでは。
やってやりましょう 「 Hello world」は昔懐かしの考察班の為のエンタメ映画である。
こんばんは。林檎です。
今日は仕事休みだったので、久々に映画を観てきました。今回観た映画は
「Hello world」という映画です。
考察しがいのある良いSF映画でした。
今回はストーリーのあらすじは省略して、感想だけ書きます。
この映画は人に説明するのが非常に難しいです。
かなりSF作品に詳しく、なお且つ理解力のある人間でないと初見では4割くらいしか解らないのではないでしょうか。君の名はや天気の子でつまづく人は少なくとも観てはいけません。フラストレーションが溜まるだけです。(笑)
後は昔のSF作品を潜り抜け、考察に考察を重ねた考察厨であるオタクの為のオタク向け映画です。良い意味で。私は観ていて懐かしさを覚えました。
掲示板に考察を書きなぐっていた頃を思い出しました。こういう映画がすんなり頭に入ってくるのは私が大人になったからかも。
「昔の自分を助けたと思っていたら、実は自分が助けられる側だった。」
この映画を一言で説明するならコレです。
全てはED前のあのシーンに集約されています。
一行瑠璃は賢い女でした。
劇中の全ては一行瑠璃とその仲間である宇宙ステーションのみんなの掌の上で進められていた。
と言うことは劇中のまるで意図的に作られたような瑠璃の可愛さにも納得が行きます。あれは主人公ならこう思うだろうな、こんな自分なら夢中になってくれるだろうな。そんな意図があったのだと解釈しました。
(理想的なヒロインの振る舞いをする瑠璃。)
瑠璃が異様なまでの適応力の高さも冒険小説が好きだからだけでは無く、元々あの世界を作ったのが大人の主人公では無く瑠璃自身だったからと言うのがSFの謎解きとして素晴らしかったです。
(更にいえばその大人の主人公直美を作ったのも瑠璃とスタッフ。)
この映画の本当の主役は直美でもナオミでも無く、大人の瑠璃でしたね。
面白い映画をありがとうございました。
罅割れたスノードームはもう元には戻らない 小説レビュー 「ガラスの城壁」
お久しぶりです。林檎です。
今日は数ヶ月ぶり?にサイトを更新します。
最近、面白い小説に出会ったので紹介します。
「ガラスの城壁」 神永 学 著
ストーリー
父親の冤罪を機にクラスメイトから執拗ないじめを受けていた主人公の悠馬。彼はある日体育館倉庫で暁斗という少年と出会う。
父親は誰に嵌められたのか。その謎を追うため、また父親の名誉を守るため悠馬は暁斗と共に事件解決へと挑む。
というストーリーです。
話が二転三転する上に、序盤から伏線を張りまくり最後にそれを回収するのが素晴らしい。
文章もくどくなく読みやすい。かといってラノベという訳でも無い。良質なミステリでした。
暁斗と悠馬の友情や、最後に衝撃の事実が明かされる点も好きです。アニメ化したら1クールでやったらみんな騙されると思う。
オススメ度は星⭐️⭐️⭐️⭐️
もう少しだけ悠馬のその後の話が読みたかったなぁという意味で星4つです。
久々に良い青春小説を読みました。
「短編小説集」男性専用車両〜背徳の満員電車〜
「…んんっ!フゥッ!」
山手線内の朝、満員電車に揺られる中で寝取大河(27)は快感に悶えていた。既に股間からは愛液が溢れ、快感からこみ上げる声を必死で押し殺す。
(なんでこんなことにっ!はぅっ!)
俺の後ろに誰かいる。その誰かが俺の下半身を弄っていた。初めはスリかと思い様子を見ていたが、体を弄る手は徐々にエスカレートし、今では下着が半分以上降ろされてしまった。
咄嗟に尻の穴に指が入れられる。
「おほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっ!」
絶頂。
朝の満員電車の中で絶頂してしまった。
何という背徳感。そして達成感。
快感の余韻に浸る間も無く、更に相手の手が乳首を弄る。
(ッ……!!!イッたばかりはらめぇ!!)
その願いも虚しく、満員電車の騒音に掻き消されてしまう。既に異様な雰囲気を察知したのか、他の乗客は離れてしまっている。誰も助けてくれる人は居ない。
寝取大河はこの日、仕事を休んだ。 完
「短編小説 マクロスフロンティア処女喪失楽園 -早乙女アルトの受難」
長い間続いたヴァジュラとの戦闘が終わり、休暇をとったアルトは久々に家に戻っていた。
(ふぅ……随分と汚れちまってるな。)
長い間戻っていなかったので部屋中の汚れを掃除した後、疲れが溜まったのもあって横になる。
昨夜はそこまでは記憶がある。しかし、アルトの目の前には信じられない光景が広がっていた。
「アルトくん…酷いよ…」
「なっ……!ランカッ!?お前なんでここに!?」
アルトの両手両足は鎖によって縛られ、口には猿轡が嵌められていた。更に信じられないことに、目の前には震えているランカがいる。両目からは薄らと涙が滲んでいる。皿に信じられない事にランカの股間には超大型の張形……ペニスバンドが装着されていた。
「……ランカ?」
猿轡を嵌められているせいで思った様な声にはならなかったが、意図は伝わったようだ。
ランカは無言のままアルトの背後に回ると、何も言わずにその股間からそそり立つペニスバンドを挿入しようとする。焦るアルト。
「まっ…待てランカ!待て!何かあったのか!?」
「アルト君は黙って!」
アルトの訴えも虚しく、ランカのペニスバンドが俺の中にねじり込まれた。
「う……うおおおおおおほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっっっっ!!!!!」
ずんっ!めりりっ!という音と共に激痛が走る。
肛門括約筋がはち切れる音が室内に響いた。
-----少女喪失(膜ロス)
「……アルト君は、これで本当の意味で女形になっちゃったね!でもね、これだけじゃ終わらないから。まだまだ……許さないから。」
ランカが嬉しそうに喋る中、アルトの意識は感じた事のない快感と共に闇に呑まれていった。
完
僕は世界よりも君を選ぶ 世界は元々壊れていたんだ 「天気の子」 感想
こんばんは。管理人です。
ついに話題作の天気の子を観てきました。見よう見ようと思っていて数週間、ようやく観れましたね。
場所はお台場のシネマプレックスにて観ました。
「天気の子」
感想
素晴らしかったです。
一言で表すなら簡単なのですがどこのシーンがどう良かったのかを解説すると膨大な文章量になりそうな、そんな恐ろしい映画です。
2時間という枠の中で分かりやすさを保ちつつこれだけの情報量を詰める新海誠監督は天才だと改めて感じました。
主人公である帆高が天気の巫女として東京の人々の人柱になる陽菜を助けるシンプルな話ですが、結末に至るまでの伏線の積み重ね(あえて貼るという表現は使わない。)が後半畳み掛けるように効いてきてカタルシスを感じたと同時にED→エピローグは最高でした。個人的に暗黒の3年間の後のラストシーンで陽菜と再会するシーンは100点満点です。
後陽菜を取り戻しに空へ昇るシーン→陽菜!手を伸ばせ!も鳥肌立ちました。
こんなにも美しいシーンがあるのかと。
主人公が陽菜を選んだせいで東京は海に沈むのですが、それでも良いと言い切れる主人公に男気を感じました。誰も帆高を責められないし。
天気の子は話が難しいという人が大勢いたので、
答えられる限りで質問に答えたいと思います。
Q凪は何故屋上に居たの?
A 元カノが警察署で凪に成りすましてくれたから。
凪は陽菜が巫女になった場所を知っていたから。
Qあの銃は何の意味があるの?
A 帆高が犠牲を払っても前に進むための舞台装置
現実問題銃がなかったら詰む場面が多かった。
Q陽菜は何で天気の巫女なの?
A きっかけは母の死だが、母が天気の巫女だったかは不明。
Q何故最後東京は海に沈んだの?
A 本来天気の巫女である陽菜が人柱となる事で晴れになる予定だったが、帆高と陽菜がそれを拒否したため。人柱が居なくなったことにより天気は戻らず東京は雨に沈んだ。
Qあのラストシーンの意味は?
A 帆高が陽菜と一緒に居たいと未来を掴み取った結果だから。だから帆高は陽菜に対して僕たちはこれでいいと言った。
Qでも東京は雨に沈んだんでしょ?酷く無い?
A帆高の周辺の人間以外が人柱を知らなかったから倫理上は問題ない。劇中のセリフでもあったが、あなた達は何も知らないで!の通りでもある。
決めるのは当事者達なのだ。
Qあの雲の世界は何?魚って?
A伝説上の空の世界。魚も予言にあった雲の生態系から産まれた新たな生き物…かも知れない。
Q何故東京は元々雨が降り続けていたの?
A不明。だが、陽菜の母親が元々は天気の巫女だったが、事故で亡くなったことにより人柱が一時的に居なくなる→大雨が降り続けた説
本来は巫女の能力は陽菜に譲渡され、陽菜が人柱になれば解決したのだろうが陽菜と帆高は人柱となることを否定した。
Qこのアニメ何が良いの?
A よくぞ聞いてくれた。このアニメの何が尊いかって自分を取り巻く世界よりも自分自身が一緒に居たいと思える人を選んだ事だと思いますよ。
それはエゴかも知れない。でも俺はこうしたい!みたいなね。良いじゃないですか。16歳の少年がある意味将来を犠牲にしてまで選んだ陽菜に再開し、
僕達はこれでいいんだ!というラストシーン。
最高のボーイミーツガールですよ。青臭いとか童貞の妄想でも良いじゃないですか、僕は陽菜の為に走る帆高の姿を見て胸が熱くなりました。
人の為に自分を犠牲に出来るか?世界を敵に出来るか?少年の永遠のテーマと言っても良いこのテーマに真っ向から立ち向かったのが帆高少年です。
彼は新宿のゴミみたいな大人(あのネカフェの店員の態度なんか社会人失格)にも負けずに警察を敵に回し(恐らく帆高は地方公務員にはなれない。自衛隊ならワンチャン入れるかも)将来を犠牲にしてまで見つけた人があの陽菜ですよ。そりゃ大人の目線から見たらお前よくやったな。立派だなと言えますよ。他に観に来ていた少年少女はどう思ったか知らないけど。帆高は確実に良い男になれます。
熱く語ってしまいましたが、新海誠監督最高です。
僕も心に永遠の少年が居るのでかなり共感出来ました。良い映画をありがとうございました。
おまけ
もしも「天気の子」がやるドラシリーズだったら。
銃を拾う場面で選択肢
銃を拾う→通常ルート
拾わない→ノーマルEND確定 後半スガや警察の追っ手を振り払えない。一夏の思い出ENDへ。
警察に
従う→NORMALEND「一夏の冒険」地元に帰った帆高。あれ以来陽菜と会うことは出来なかった。
陽菜との思い出である指輪だけが今だに輝いている
従わない→真ENDルートへ
晴れ女の仕事を
続ける→BADEND 「失踪」
天気の巫女の力を使い果たし陽菜は消えてしまった。失意のまま実家に戻る帆高。
辞める→通常ルート
バッドエンド 逮捕 失踪
ノーマルエンド 一夏の思い出
トゥルーエンド 天気の子
天気の子ENDに行くには、
・銃を拾う
・警察の追っ手を振り切る
・陽菜を消耗させ過ぎない
・夏美やスガとの好感度を一定値以上に上げ晴れ女イベントの前までに指輪を 購入しておくこと。
警察や刑事達の追っ手を振り払うのはかなり難しい。夏美のバイクが来るまでは選択肢がランダムだが頑張ろう。アルバイトは晴れ女で稼ぐのも良いが、調子に乗りすぎると指輪購入のタイミングに間に合わないので注意。
豆知識
・スガとは好感度が上限まで達すると、スガの過去が聞ける。
・瀧がスイカを差し入れた時にきちんと完食すると行動力が回復できる。前作君の名はのセーブデータがあると君の名はでの出来事を一部話してくれる。
・あまりにも夏美の胸を見すぎると夏美が相手をしてくれなくなる。こうなると真エンドに行けないのでスケベ心は大概にしよう。
・指輪購入の時に登場する店員は三葉。君の名はのセーブデータがあると、瀧との思い出について話してくれる。この時の二人の年齢は瀧(24歳)三葉(26歳)
真END時はアラサーである。
⚠️全部妄想です