甲冑が好きな人のブログ

西洋甲冑、騎士、ダークファンタジーが好きな方向けに記事を書いています。

【SKYLIM】Death Consumes All 【感想】

こんにちは。管理人です。

今回はスカイリムのクエストmod、「Death Consumes All - DLC-」死は全てを蝕むをプレイしました。かなり重ためのストーリーです。

 

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「あらすじ」

 スカイリムに謎の疫病が流行する。主人公とコロールの領主の娘、リヴィアと共に疫病を止めなければならない。死がスカイリムの全てを蝕む前に。

 

「感想」

 コロールの伯爵令嬢リヴィアと共に疫病に立ち向かいます。疫病はおまけで、リヴィアと仲良くなるのが目的のキャラMODかな……と思っていたら、後半が陰鬱としたストーリーで序盤とのギャップに驚きました。

実はリヴィア自身も疫病の発生原因の一つだったのです。リヴィアの父親は冷酷な男であり、帝国軍に所属していた頃に虐殺を繰り返していました。

 疫病を流行らせた黒幕の1人であるデュボラはリヴィアの父に家族を殺されていたのです。

(ここは翻訳がややこしいのですが、)デュボラは転生の能力者であり、何度も死と生を繰り返しては、復讐のためだけに生きていました。

 デュボラは死を司る神と契約を交わし、スカイリムに疫病を流行させる事に成功します。デュボラにはギレットという夫がいましたが、ギレットもデュボラが引き起こした疫病に侵され、命を落とします。

 復讐が復讐を呼び、最終的に主人公はデュボラを倒します。しかし、デュボラの攻撃によりリヴィアも瀕死の重傷を負いました。

 

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「どうか私を覚えていて……。」

 

 彼女は最後にそう言い残し、息を引き取ります。主人公はデュボラの背後にいる元凶となった神に復讐を誓い、このシナリオは幕を閉じます。

 デュボラの復讐心を知りながら、最後まで成長出来なかったリヴィア。結局彼女は過去に学ぶ事はなく、過ちを繰り返し続ける事を主人公に頼みます。

 

 復讐は終わらない。という非常に後味の悪いシナリオでした。お馬鹿なお嬢様キャラだったリディアが、父親の悪事を知る度に落ち込んでいく様が見ていて辛かったです。シナリオは良いのですがクエストの指示が非常に分かり辛く、攻略には苦労しました。シナリオは素晴らしいのですが……。

30代を迎えての抱負

皆様こんにちは。管理人です。

本日、とうとう30歳になりました。

24歳の頃から続けてきた当ブログもとうとう6年。月日が経つのはあっという間ですね。

楽しく充実した人生。がモットーの当ブログですので、これからものんびり楽しく続けていく所存です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

さて、今後のブログの方針としましては小説、感想、考察を主体として続けていきます。自分の人生観も残しておきたいので、時たま個人的な意見もブログに記します。(笑)

 

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クロスボーンガンダム……よろしく頼むぞ!(笑)

 

エンデラル 感想と考察


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エンデラル、無事にクリアしました。

プレイ時間は60時間ほど。恋人はカリアです。

感想としては、雰囲気やBGM、人物描写においてはスカイリムを大きく上回っている印象でした。

エンデラルにおけるクエストの盛り上がりや物悲しい雰囲気は、他のゲームでは決して味わう事が出来ないでしょう。唯一不満があるとすれば、主人公の過去の描写と物語の結末でしょうか。

主人公と恋人に選ばれなかった人物の末路があまりにも報われないというのは、プレイしていて苦々しいものでした。高級なブラックコーヒーの様なほろ苦い結末でしたが、不思議と不快では無かった。あの世界における結末としては納得できるラストに思えます。と言っても、アランセアルの人望の無さには驚きましたが……。コアレクの方が結果的に良い末路を迎えた、というのは何とも皮肉ですね。

 

以下は私が腑に落ちなかった父さんと家族の考察になります。

 

①父は何故主人公に辛くあたるのか

②外にあった骸骨が家族ならば誰がやったのか

、それに何故主人公だけが生きているのか。

③ラストの墓の意味とは

 

では①から。ごめんなさい。全くの謎なんです。

作中にヒントが無く、父さんが支離滅裂に喚くばかりでした。

 物語の途中までは、クソガキというワードから上位者が父さんの記憶の残滓を受け継いでいるのでは無いかと想像していました。しかしそんな事はなく、文明の集合無意識だったという……。

 母に浮気されたと勘違いした父が家族に辛く当たる様になった、というのは推測出来ます、

お前だけが、お前は見ているだけだ、という台詞から想像するに主人公が家から離れている時に家族が襲われ、主人公だけが生き残ってしまったのだと思います。

 ② 殺したのは教団の奴らだよ!という主人公の台詞から何かしらのカルト教団が主人公の家族を襲い、磔にしたのだと思われます。主人公はジェスパーと同じく、自分だけが生き残ってしまったと言う罪悪感から悪夢を見る様になってしまったのでは無いでしょうか。

 最初プレイヤーのいる場所が荷馬車の上なんですけど、もしかしたら街から帰ってきた時だったかも知れませんね。家族が殺される場面を見た後、主人公は逃亡。その事がずっと心残りだった可能性があります。

③「浄化」のEDで主人公の墓が増えているのは、自分は役目を終えた。だからこれで自分も家族と一緒にいられるかも知れない……と考えた否かは分かりませんが主人公の心残りが無くなった描写では無いかと自分は想像しました。となると、スターシティに逃げるEDの場合、ずっと主人公は苦悩を抱えたまま生き続けるわけですね。

カリアかジェスパーもいずれ老衰で死ぬでしょうし、1人残された主人公が第二のゴリアテになりそうです。

夢オチエンドは救いともとれそうですが、自分は一番嫌なEDだと思いました。主人公は自分が見ている夢を夢だと自覚している節があるので、いつかこれが覚めない夢だと理解してしまった場合……主人公狂いそうですよね。

エローさんは夢だとすら認識しない。と記載してましたけど、全くそんな事は無かった。明らかに主人公はこれが夢じゃ無いかと疑っている。とどめにカリア、若しくはジェスパーの夢だとしても覚めて欲しく無いんだ。という最後の台詞にはゾクッとしました。

 後は父の言うカリッと焼けた肉と、肉を備えぬ存在って何か意味をかけているのか、度々肉、というワードが登場するのにも意味がありそうな気がするのですが、私には分かりませんでした。

 

考察はこれくらいにして、以下は各キャラクターの感想になります。

 

①コアレク

恐らく、この世界を最も楽しんだエンデラルガチエンジョイ勢。好き放題やった上に自分の望みも叶うというラッキーマン

 

②アランセアル

不遇なおじいちゃん。名誉のために生きるのって僕は別にいいと思う。色々と頑張るが、副官が頭ナタラだったのが何よりも運が悪かった。ヌミノースさえ手に入っていたら勝ち確だった所を見ると、相当有能な指揮官ですよ。

 

③副官ナタラ

戦犯その1。この人が居なかったらネーリム勢の虐殺も無かった。燈標も何か理解しようとせずに突っ走った一番の無能。息が臭そう。

 

④ユスラン

エンデラル史上1番の戦犯。こいつが居なかったら人類の勝利でした。リシャリを殺したのもこいつだし、あろう事がヌミノースを破壊するという、ある意味で主人公以上の活躍をする男。

上位者は主人公が鍵だと言っていましたが、ユスランとナタラが居なかったら上位者負けてましたよ?

 

⑤サラエル

元暗殺者のニート。助けたはいいものの、全く働こうする気概が見えないので次プレイする時は見殺しにする予定の男。自宅の2階を私物化するのやめて欲しいので、自宅から出て行って欲しい。

私服が自分のことかっこいいと思ってそう。

 

⑥カリア

この世界では珍しい常識人。

呪いとは結局何だったのかが分からなかったですが、血に飢えるという台詞から推測するに恐らくウェアウルフでは無いでしょうかね?

 

⑦ジェスパー

このエンデラルにおけるもう1人の主人公。

イケメンで話も面白い。人生観も達観している。ジェスパーがいたから最後までエンデラルをプレイする事が出来ました。ちなみにサラエルのクエストに元カノが出てます。後半主人公とカリアが仲良くなると、空気になる上に死亡してしまう。すまんジェスパー。

 

⑧ネリウス

不遇の少年。彼のクエストだけでスカイリムの全クエスト超えていると思う。彼は救えなかったけど、沢山遊んで思い出は作れたかな……。

 

⑨指揮官レオラ

有能。コアレクの腹心を倒しているのは凄い。

オーダーの中で一番強いのでは無いだろうか。

黄金の鎌のクエストでは働く彼女の姿を拝む事が出来ます。正直カリアよりレオラと付き合いたかった……。

 

⑩ペニーポーチズのおっさん

黄金の鎌の代表のおっさん。悪い人だけど嫌いじゃない。キノコのクエストでは有能っぷりを見せてくれる。凶器に取り憑かれなかったら普通に仲良くなりたい人。という訳で2週目では黄金の鎌クエストは途中で止めます。

 

⑪エロー

愛妻家で有能なおっさん。序盤にしか登場せず、しかも名前しか登場しないが、夢幻薬の秘薬のレシピを作るなど物語におけるキーパーソンの1人。恐らくナタラさんが30人いてもエロー1人の方がオーダーに貢献出来そう。

 

⑫リバーヴィルの村長

浮気されたおっさん。あまりにも可哀想なので浮気相手を処そうとしたら幽霊が先に処してくれたのは笑った。クエストが終わると会話できなくなるのだけど、時々様子を見に行ってお酒とか食べ物とか置きに行くくらいには好き。

 

⑬リーヤム

モブオブモブ。ちょいちょいクエストで主人公と絡むものの、スターシティで死亡描写すら無く死亡する。合唱。

 

⑭エズメ

おっぱいが大きい女の子。百合女子でもある。

彼女のクエストは物悲しい結果に終わるが、正直胸にしか目がいかなかった。ごめんなさい。

ついでに彼女のクエストで主人公達を殺した船長が死亡している事が判明する。

殺したかったけど死んで欲しくは無かった……。

「短編小説」「サクラバクシンオーに名前を覚えてもらっていないクラスメイト概念」

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サクラバクシンオー!」

 

クラスメイト達が彼女の周りで興奮している。
彼女が所属するトレセン学園はおろか、男女意味り乱れるこの学部においても、短距離No.1ウマ娘である彼女を知らぬものは居ない。


 かくいう僕も、彼女の事が好きだ。

 

(今日も可愛いな……。)

 

 そんな事を考えていると、サクラバクシンオーは僕の席に近づいてきた。

 

「初めまして!トレセン学園において学級委員長を務めております、サクラバクシンオーです! よろしくお願いしますね!」

 

 元気な挨拶をされたので僕も軽く会釈する。
(あれ、僕の名前覚えられていない?)


 そんな事お構いなしにサクラバクシンオーは目を輝かせながら口を開いた。

 

「 あなたのお名前はなんですか!」

 

 僕は絶望のあまり固まった。


 クラスメイトが僕に目配せしては哀れみの眼差しを向ける。ちくしょう。僕は震える声で自分の名前を伝えた。

 

「えっと……佐藤です……。」

「サトちゃんですね? 分かりました!」


 サクラバクシンオーは笑顔のまま僕の手を握りしめた。

 

「これから仲良くしましょうね! サトちゃん!」

 

 僕は泣いた。

「小説」 「僕と君と桜の花と」

「僕は君と桜の花を眺めながら、お酒を飲む。そんな幸せな未来があると信じてたんだ」
「……そうですね。私も、そう信じていました」
「でも、僕はあの日……」


あの日の事を思い出すと、今でも胸が張り裂けそうになる。

僕はあの日、死んだ。交通事故だった。

生前、目の前のこの少女は……僕の事を好きだと言ってくれた。あの時、もしも彼女の手を取っていたらどうなっていただろうか? 彼女は今頃、幸せだったんだろうか? 僕は、本当に彼女の事を好きになれたんだろうか?……答えは出ない。
だから、僕はもう1度この世界に戻る事が出来た。執念なのかな。それとも、未練か……。でも、どちらでもいいや。もう一度、彼女と会えたならそれでいい。

 

「私は、貴方が好きです。ずっと好きです。その気持ちに嘘はないですし、これから先も変わりません。何年経っても、何十年経っても。」

 

ここまで、言ってしまうのか、言わせてしまうのか。彼女はきっと気づいているだろう。僕が何を言いたいのかを。でも、それを口に出して言う事は出来ない。

 

「ありがとう。嬉しいよ。僕も君の事が好きだよ。大好きなんだ。心の底から愛してる」

「えぇ、知ってます。知っていますとも」
「だから……ごめんなさい。」

 

僕はペコリと頭を下げた。彼女には申し訳ないと思っている。だけど、それでも僕は進まなくちゃいけないんだ。だって、ここで彼女を受け入れてしまったら、また同じことを繰り返すだけだもの。

 

「謝らないで下さい。仕方の無いことです。それに、これで良かったんですよね?」
「うん。君には感謝しか無いよ。」
「いえ、私が勝手にやった事ですから。
それより、早く逝ってあげてください。」
「あぁ、そうだね。そろそろ行かないと。」
「最後に、一言だけ良いですか?」
「なんだい?」
「……さようなら」
「…………さようなら。」

 

そう言って、僕はその場を去った。
振り返ることも無く、前を向いて。
天国なんて、本当にあるのだろうか。
あったら、いいなと思う。


____そして、あれから一ヶ月程経ったある日の事だ。
「お姉ちゃん!今日は何する!?」


屈託の無い声で妹が私を呼ぶ。


「そうだなー……たまには二人で買い物とか行く?」
「うぅん、それも良いけどぉ〜……」
「じゃあ、映画見に行く?」
「それも魅力的だけどぉ〜」
「じゃあ、遊園地とかどう?」
「それもありかも!」
「決まりだね」
「うん!!」


……こんな会話が出来るようになっただけでも、凄く嬉しい。昔はあんなに暗い子だったのに、今ではすっかり明るくなった。これも、全部彼のおかげでもあるんだよなぁ……。

 

 私は彼に出会えて良かったと思ってる。彼と出会わなければ今の自分はいないし、こうして笑う事も出来なかっただろう。


「本当に……ありがとう。」
「ん?何か言った?」
「何でもないよ。ほら、行こうか」
「うんっ!!」


私はこの笑顔を守る為に、頑張ろうと思った。

彼の事は忘れたくとも、忘れないだろう。

ありがとう。貴方。


「短編」ウマ娘に嫌われているトレーナーシリーズ

オグリキャップの場合

 

トレーナー「オグリキャップ!ここにいたのか。弁当買ってきてやったぞ。」

オグリ「ヒッ……ト、トレーナー。すまない。今はお腹がいっぱいなんだ……。」

 

タマモクロスの場合

 

トレーナー「タマモクロスってうどんをおかずにご飯食べるんだってなw今度見せてくれよ。」

タマモクロス「エエヨー。」(相手にすると面倒なので適当に流している。)

 

エアグルーヴの場合

生徒会室からトレーナーが帰った後にさりげなく塩を撒く。トレーナーが触れた場所にはさっとアルコール除菌。それをルドルフが苦笑しつつ眺めている。

 

サクラバクシンオーの場合

トレーナー「サクラバクシンオー……君、意外にいい身体してるな……。」

サクラバクシンオー「ちょわっ!?や、やめて下さいトレーナーさん!」

「小説 Craft×Craft」裏話

①Craft×Craftについて。

 2022.1.4日。「Craft×Craft」が完結しました。

この作品はサイコスリラー×ガンプラを題材に書いたのですが、今ひとつ盛り上がりに欠けたまま完結を迎えてしまったのは、作者として残念でありました。

 サイコスリラーと調査の描写とガンプラの描写をミックスするのは難しく、調査を進めればガンプラが、ガンプラを進めれば調査が止まる。という悪循環を抱えていました。

 それらを解消するため、GBN内においてフィルムが取引されていると設定したのですが、やはり私の腕ではそれを面白さに昇華させる事は叶いませんでした。しかし良い経験となりました。

今後小説を書く時に更に良い作品が書けるよう頑張ります。

 

補足として、キャラクターの設定を記載しておきます。

 

①峯岸 燈夜

どんなキャラクターにするか、この主人公が一番悩みました。巻き込まれる系にするか、それとも主体的に動くタイプにするか。構想の最後の方まで固まらなかったキャラクターです。結果として、事件には振り回される一方でバトルや調査に関しては主体的に動くタイプに決めました。

 主人公の設定は色々案がありまして、Lダイバー、人間、どうするか考えていましたが、最終的に「元はLダイバーだが、今は人間。」に落ちつきました。

 彼は脳死した燈夜の意識に入り込んだLダイバーであり、ラスボスの「僕」と同じ存在です。

一つ違うのは、安直ですが燈夜には友人や恋人がいました。だから本能に屈服しなかったのです。

仮にクロを殺していたり、光輝を助けていなかったり、捜査を警察に任せていた場合、燈夜は雛美を殺して「僕」と一緒に逃げるEDもありました。ただそうするとプリズムの瞳とは齟齬が生じるため、採用しませんでした。実は作中にあった選択肢はその時の名残です。一つでも間違えると「僕」との対峙の場面で燈夜は本能に屈服し雛美を殺してしまいます。

 

②桐谷雛美について

 彼女は割とすんなりイメージが固まりました。

「プリズムの瞳」にも登場していましたが、今作は生徒会長やヒロインとしての側面を強めています。頭が切れる描写も入れ、しっかりした一面も見せられる様に頑張りました。

 彼女は光輝の妹の助けを無視した、とありますが、あれは光輝の思い込みです。栞には十分な助けも入り、いじめっ子達にも処分が下っています。しかし逆上したいじめっ子達により自殺に見せかけた殺人として栞は殺されていました。

遺書は確かに栞が書いたものでしたが、一部が改竄されていました。実の兄であるにも関わらず光輝は気づけなかった……というのが真実です。

ちなみに彼女の名前の由来は雛人形です。

雛人形と御代理さまとして雛美と燈夜をイメージしました。

 

藤堂光輝について

彼も悩みました。犯人にするか友人で終わるか。

最終的には友人であり犯人。というポジションに落ちつきました。彼は栞を殺された復讐として「僕」と出会い、利用し合う関係になります。

「僕」と出会ったのは現実世界です。

運命の引き合わせなのか、ある日光輝は「クロ」が女子を拉致している場面に偶然出くわしました。殺すのに丁度良い奴がいる。と光輝は「僕」に言います。この時、「僕」の目的と光輝の目的が合致。結果的に光輝はクロを使って3人を殺します。その後は「雛美」を殺すべく燈夜を利用しましたが、最後の最後で光輝は燈夜に説得されます。その説得は燈夜で無ければ出来ない内容でした。彼等2人の思い出が積み重なった事で悲劇を回避する事が出来たのです。

 

④「僕」ついて

「僕」はLダイバーでした。数年前、Re:dollの職員である長谷川が細工したヘルメットを少年の脳に被せると、「僕」が少年の意識内に潜み少年を蝕みます。本能に負けた彼は色々な女性を殺し、その肉体を食らう事でヒトに対し興味が湧き、凄惨な殺害を繰り返します。

「僕」が雛美を狙ったのは光輝の入れ知恵もありますが、生徒会長として働く彼女が好きだったから……という設定もあります。

 

 

⑤ 「変身」について

作中にたびたび登場する変身要素ですが、これは仮面ライダーよろしくウルトラマンよろしく、若者は何にでも変わることが出来る。というテーマを形作る要素として取り入れました。燈夜は作中でメタモルフィスを使い、敵と戦います。敵はチートを用いた強力な機体でしたが、ガンダムである。という事にこだわり過ぎていました。対して燈夜はガンダム以外のアイディアをメタモルフィスに注ぎ込む事で、メタ的に敵のガンプラを倒しています。メタモルフィスという名前にはメタモルフォーゼであり、メタ的な……という意味を込めました。「燈夜」と「僕」はガンプラに変身というか擬態する事が可能です。同じ能力でしたが、変われた「燈夜」と最後まで変わろうとしなかった「僕」との対比にもなっています。

良い方向に変われた燈夜は光輝と雛美を救う事に成功しました。これはヴァーチャルなガンプラの世界だけで無く、リアルの世界でも彼がヒーローになれた事を意味します。

 

 

以上です。読んでいただきありがとうございました。